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投資信託はこの2つを買え!!〜「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」〜

更新日:2018.02.02 作成日:2016.11.18
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山崎元さんの「 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」と「 図解 山崎元のお金に強くなる! 」を読んだので、自分なりに要点をまとめておきます。

2つの書籍読んで、大事だと感じたポイント

金融・株のことはズブの素人である自分のようなサラリーマンにとって、銀行に預けるよりは「だいたい良い方法」の選択肢を知れることがこの2つの書籍を読むメリットです。

この 「銀行に預けるよりはだいたい良い方法」 という部分がミソで、この方法がベストな方法だとは本書の中でも謳っていません。

今まで、お金のことを学んでこなかった、実践してこなかった人が、これからどうすればよいか?どうすれば不安な老後の資金準備をできるかについて書いてあります。

さらにわかりやすいことに、何をしてはいけないかについて、証券会社に勤めている人が書いてもよいのかと思うぐらい、バッサリと悪いことは悪いと言い切っている部分も評価できるポイントです。

山崎元さんは、現在(2016/05/29時点)、楽天証券に勤めていて、私もこの前、楽天証券のセミナーに行ったのですが、そのときも、山崎元さんの講演を聞いていて、楽天証券の出しているサービスについてもバッサリと言及しているのが凄いなと思ったぐらいです笑。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」では、そんな素人のサラリーマンにおすすめする金融商品として、 「投資信託」「10年型変動国債」 を挙げています。

買うべき2つの金融商品

  • 投資信託
  • 10年変動国債

投資信託としておすすめしているのは、以下の国内、海外の2つでした。

  • 上場インデックスファンドTOPIX
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

10年変動国債も、銀行に預けるよりはよい、また金利上昇に強いことからオススメされています。

買ってもよい投資信託の判断基準

買ってもよい投資信託は、次のものと紹介されていました。

  • 運用手数料の安いもの
  • 販売手数料の安いチャネルで買う
  • 毎月分配型を選ばない
  • ファンドの資産規模、流動性を確認する
  • 過去の成績で選ばない

「間違ってもやってもいけないことは銀行窓口で買うこと」ともバッサリと書かれています。

いつ売るのか?

では仮に本書の教えに従い、投資信託を買った場合、いつ売るのか?いわゆる出口戦略ですね。

それもずばり回答があり、それは、**「お金が必要になった時」**です。

お金が必要になった時、もし自分が買った金融商品の値段が購入金額より下がっていたとしても、躊躇なく売るべきだと述べています。これは、自分の買値という将来に影響がないものにこだわるのはもったいないからであり、過去の判断が間違っていたとしても、大切なのは未来だけであるという理由からです。

これは、なかなか難しいことで、どうしても自分が購入した金額よりも値段が下がった場合は、また同じ水準まで戻ってくるのを期待して放置(塩漬け)してしまう方向に気持ちが動いてしまいます。

そこはぐっと我慢して、未来のために判断を行うことが重要だと気付かせてくれました。

住宅購入のメリット・デメリット

「住宅は購入すべきか、それとも賃貸にすべきか」についての話もあり、そこでは、住宅購入は不利である(若者であればなおさら)との考えとのことでした。 住宅購入のメリット、デメリットは、「 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」で以下の通りまとめられています。

メリット

  • 「自分のものになる」という精神的効用 (あくまでも"精神的"効用のため、実際には自分のものになる部分は少ない)
  • 家賃を払わずに済む

デメリット

  • ローンを組むため、現金で買うより、銀行の儲け分だけ損する
  • 自分のものになっても価値が残りづらい
  • 維持コストがかかる
  • 売ったり買ったりするのが面倒

たとえ買うにしても、「本当にその値段の価値があるのか」という部分を吟味しないといけないなというのは実感します。

ひよこ大家のひとこと

金融、株式のことをよく知っている人からすると、損をしないための当たり前のルールかもしれません。 しかし、逆に言うと、その当たり前のルールをわかりやすく1つの本にまとめてくれているので、読んでいて知識を整理することができました。

右も左も分からない状態から投資を始めるためには、逆説的ではありますが、まずは一歩踏み出して試してみることが大事です。 その一歩目を、出来る限り安全にしてくれる指南書として、本書は有用だと思いました。

自分自身も、まずはちょっとずつ試してみて、そこで得たこと(失敗したこと)から、また少しずつ金融・株式の知識を深めていきます。

参考図書

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